ワクチン接種 ほかの児童生徒いる中で確認 名古屋市の42校でも

名古屋市の小中学校と高校合わせて42校で、教師が新型コロナウイルスのワクチンを接種したかどうか、ほかの児童・生徒がいる中で確認していたことが分かりました。名古屋市教育委員会は「差別や偏見につながるおそれがある指導はあってはならないことで、このような指導を行わないよう全教職員に対して周知を行った」としています。

愛知県犬山市の中学校で教師が生徒に対して新型コロナのワクチンを接種したかどうか、手を挙げさせて確認していたことを受けて、名古屋市教育委員会は同様の事案がなかったか、市内の小中学校と高校合わせて390校を対象に調査を行いました。

その結果、先月16日から今月8日にかけて、小学校で5校、中学校で35校、高校で2校の合わせて42校で、教師が、ほかの児童・生徒がいる中で接種したかどうかを確認していたことが分かったということです。

名古屋市教育委員会は「ワクチン接種の有無について挙手させるなど、差別や偏見につながるおそれがある指導はあってはならないことで、このような指導を行わないよう全教職員に対して周知を行いました。今後も十分に注意喚起を行っていきます」としています。