アルカイダ 指導者ザワヒリ容疑者の動画投稿 米軍撤退にも言及

国際テロ組織アルカイダは、現在の指導者であるザワヒリ容疑者が、アメリカ軍のアフガニスタンからの撤退について言及する動画を、インターネット上に投稿しました。同時多発テロ事件から20年に合わせて、組織の存在感をアピールするねらいもあるとみられます。

国際テロ組織アルカイダがこのほどインターネット上に投稿した動画は、ザワヒリ容疑者が、中東のパレスチナをめぐって、イスラエルへの抵抗を続けるよう、1時間以上にわたって呼びかけたもので、この中では、アフガニスタンで20年におよぶ軍事作戦を続けてきたアメリカ軍の撤退についても言及しています。

ただ、武装勢力タリバンが先月、権力を掌握したことについての言及などはなく、撮影の時期や場所も不明です。

ザワヒリ容疑者は、2011年に殺害されたオサマ・ビンラディン容疑者のあとを継いで指導者となり、アフガニスタンとパキスタンの国境地帯に潜伏しているとの見方もありますが、たびたび死亡説も流れています。

アルカイダは、タリバンと合同で軍事訓練を行うなど、緊密なつながりを維持していると指摘されており、国際社会からはアフガニスタンが再びテロの温床になるのではないかという懸念が出ています。

アルカイダとしては、今月11日の同時多発テロ事件から20年に合わせて、死亡説も流れるザワヒリ容疑者の動画を投稿することで、組織の存在感をアピールするねらいもあるとみられます。