米同時多発テロ FBIが捜査資料の一部を開示 大統領令受け

アメリカのFBI=連邦捜査局は20年前に起きた同時多発テロ事件に関する捜査資料の一部を開示しました。事件の遺族らはサウジアラビア政府の関与が疑われると訴えていますが、今回の資料で明確な証拠や結論は確認されませんでした。

アメリカの同時多発テロ事件をめぐって遺族らは、首謀者のオサマ・ビンラディン容疑者や実行犯の多くの出身国であるサウジアラビアの政府の関与が疑われるなどとして事件に関する捜査情報を開示するよう求めていました。

これを受けてバイデン大統領は今月3日、資料の機密指定の解除を検討するよう関係機関に指示する大統領令に署名していて、事件からちょうど20年となる11日、FBIがこれまで機密指定していた捜査資料の一部を開示しました。

今回開示されたのはテロの実行犯とアメリカ国内の協力者の関係などの捜査について2016年に作成された16ページの文書です。

文書にはロサンゼルスにあるサウジアラビアの領事館の関係者への聞き取りの内容などが含まれていますが多くの箇所が黒塗りになっていて、サウジアラビア政府の関与について明確な証拠や結論は確認されませんでした。

今回の文書は大統領令を受けて開示された最初の資料で今後、ほかにも開示される資料があるものとみられます。