建築用ガラス 相次ぎ値上げ 原材料価格の高止まりなど背景に

大手ガラスメーカーの間では原材料や燃料価格の高止まりなどを背景に、来月から建築向けのガラス製品を値上げする動きが相次いでいます。

このうち最大手のAGCは国内の住宅やビルなどに使われるガラス製品の販売価格について、一般的な板ガラスと鏡を15%から20%、防火用の網入りの板ガラスなどを30%、断熱性能の高い複層ガラスなどを10%から20%、それぞれ来月1日の納品分から値上げします。

値上げの理由について会社では、アメリカや中国で経済活動が正常化に向かう中、原料の「けい砂」や製造設備の燃料となる重油の市場価格が高止まりしているのに加えて、国内の製造ラインの更新や、脱炭素を進めるための新たな設備投資にかかる費用に充てるためだとしています。

AGC建築ガラス アジアカンパニーの武田雅宏プレジデントは「生産性を高めるなどコスト削減に努めてきたが、日本でガラスを作り続けるため値上げにご理解をいただきたい」と話しています。

建築向けのガラス製品の価格をめぐっては、このほかにも日本板硝子が15%から35%、セントラル硝子は10%から40%、いずれも来月からの値上げを決めていて建築関連にも値上げの動きが広がっています。