将棋 藤井二冠 史上最年少での三冠かけ 「叡王戦」最終局

将棋の藤井聡太二冠(19)が、3つめのタイトルをかけて挑む「叡王戦」五番勝負の最終局が、東京で行われています。藤井二冠がこの対局に勝つと、羽生善治九段(50)の記録を28年ぶりに更新して、史上最年少での「三冠」達成となります。

藤井二冠は、去年獲得したタイトル「棋聖」と「王位」をことし相次いで防衛し、現在3つめのタイトルをかけて、豊島将之二冠(31)との「叡王戦」五番勝負に挑んでいて、ここまで2勝2敗で、勝負の行方は最終局にもつれ込みました。

第5局の会場は東京の将棋会館で、2人はともに青色の羽織姿で対局室に現れて、集中した様子で盤を前に向き合いました。
午前9時に対局開始が告げられると、先手の藤井二冠はお茶を一口含んだあと飛車先の歩を突き、後手の豊島二冠も同じく飛車先を突きました。

この対局で藤井二冠が勝てば、八大タイトルのうちの3つを獲得し、羽生九段の記録を28年ぶりに更新して、史上最年少「19歳1か月」での「三冠」達成となります。

一方の豊島二冠は、勝てば、自身初の「叡王」防衛となります。

勝敗は午後に決まる見通しです。

師匠の杉本八段「語り継がれる名勝負に」

藤井聡太二冠の師匠の杉本昌隆八段は「豊島・藤井戦というのは今の将棋界の最高のカードの一つで、結果がどうであろうとずっと将棋界で語り継がれる名勝負として続いていくはずです」と話しました。

また、藤井二冠の強さについて「現時点でトップ棋士に並んでいて、技術的に死角がない」としたうえで「まだ19歳ですからこれから先どれだけ強くなるかは想像がつきません」と話しました。

そして、叡王戦の最終局については「今回藤井二冠が叡王を取ることになると三冠になりますから、これは藤井時代がやってきたと言っても過言ではないのかもしれません」と話しました。