社会

東京 台東区 路上生活者など対象にワクチン集団接種

東京 台東区は、区内の路上生活者、いわゆるホームレスの人たちなどを対象にした新型コロナワクチンの集団接種を始めました。
東京 台東区は今月10日から、区内の路上で生活する、いわゆるホームレスの人や、インターネットカフェで寝泊まりをしている人などを対象にした、新型コロナワクチンの集団接種を始めました。

こうした人たちは、ワクチンの接種券が手元に届いていないため、これまでは支援団体などから相談があった際は、区が個別に本人に名前や生年月日などを聞き取って、接種につなげてきました。

今回、区は、あらかじめ集団接種の日時や会場を決めたうえで、案内のチラシを作成し、支援団体や区の職員が直接、こうした人たちに接種を呼びかけて実施したということです。

使用したのはファイザーのワクチンで、11日までの2日間で合わせて89人が1回目の接種を終え、3週間後に2回目の接種を行う予定だということです。

台東区は「感染拡大の防止と安全や安心のため、引き続き希望する人たちがいれば個別で対応していきたい」と話しています。

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