東京都 新型コロナ 21人死亡 1067人感染確認(12日)

東京都内では12日、新たに1067人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、21日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。
また都は、感染が確認された50代から90代の21人が死亡したことを明らかにし、このうち70代の男性は自宅療養中に容体が急変し亡くなったということです。

東京都は12日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1067人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の日曜日より786人減りました。

前の週の同じ曜日を下回るのは21日連続です。

12日までの7日間平均は1384.0人で、前の週の54.3%です。

7日間平均が前の週を下回るのは19日連続です。

12日の1067人の年代別は、
▽10歳未満が111人、
▽10代が137人、
▽20代が254人、
▽30代が187人、
▽40代が184人、
▽50代が105人、
▽60代が36人、
▽70代が29人、
▽80代が21人、
▽90代が3人です。

感染経路がわかっている521人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く328人、
▽「施設内」が93人、
▽「職場内」が62人、
▽「会食」が4人などとなっています。

このうち「施設内」では高校でクラスターが発生し、1年生から3年生までの
生徒43人と教諭1人のあわせて44人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは36万6283人になりました。

一方、12日時点で入院している人は11日より79人減って3570人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は54.2%です。

都の基準で集計した12日時点の重症の患者は11日より3人減って230人で、重症患者用の病床に占める割合は45.7%です。

重症患者の年代別は、
▽20代が5人、
▽30代が11人、
▽40代が28人、
▽50代が100人、
▽60代が52人、
▽70代が31人、
▽80代が3人です。

また都は、感染が確認された50代から90代の男女21人が死亡したことを明らかにしました。

1日の発表が20人を超えるのは、23人だったことし3月31日以来です。

このうち70代の男性は、今月1日に感染がわかったあと、軽症と判断されて自宅で療養していました。

しかし、今月7日に容体が急変し病院に搬送されましたが、その日のうちに死亡しました。

亡くなる前の日の保健所による健康観察では、症状の悪化は確認されていなかったということです。

今回の第5波で先月以降、自宅療養中に亡くなった人はこれで36人になりました。

このほか、50代の男性は1人暮らしで連絡がとれないことを心配した家族が男性の自宅を訪ねたところ、亡くなっているのが見つかりました。

死亡が確認されたあとに感染が判明したということです。

これで都内で感染して死亡した人は2666人になりました。