外国の潜水艦 浮上しないまま接続水域を航行 中国軍か

鹿児島県の奄美大島の周辺で、外国の潜水艦が浮上しないまま日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行したのを、海上自衛隊が確認しました。
潜水艦は中国軍のものとみられ、防衛省が航行の目的を分析しています。

防衛省によりますと、10日、奄美大島の東の接続水域を、外国の潜水艦1隻が浮上しないまま北西に向けて航行しているのを、海上自衛隊の護衛艦と哨戒機が確認し、追尾にあたりました。

潜水艦は、12日午前までに接続水域を出て、東シナ海を西に向かって航行しているのが確認されました。

この間、領海への侵入はなかったということです。

防衛省によりますと、潜水艦の近くでは中国海軍のミサイル駆逐艦が航行しているのを確認していて、潜水艦は中国海軍のものとみられるということです。

外国の潜水艦が浮上しないまま接続水域を航行したのが確認されたのは、去年6月、今回と同様、奄美大島の周辺を中国海軍とみられる潜水艦が航行して以来です。

潜水艦がほかの国の沖合を航行する場合、国際法上、領海内では浮上して国旗を掲げなければならないとされていますが、接続水域ではこうした定めはありません。

防衛省は、同じ海域での潜水艦の航行が続いているとして、航行の目的を分析しています。

岸防衛相 情報収集など指示

ベトナムを訪れている岸防衛大臣は、緊張感をもって情報収集と警戒監視に万全を期すよう指示しました。