東京都 新型コロナ 17人死亡 1273人感染確認

東京都内では11日、新たに1273人の感染が確認されました。20日連続で前の週の同じ曜日を下回り、減少傾向が続いていますが、都の担当者は「9月に入って学校などが始まった影響についてはもう少し注視する必要があり、引き続き感染防止対策を続けてほしい」と呼びかけています。

東京都は、11日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて1273人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の土曜日より1089人減り、20日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

11日までの7日間平均は1496.3人で、前の週の54.9%です。

7日間平均が前の週を下回るのは18日連続です。

都の担当者は、「減少傾向ではあるが、9月に入って学校などが始まった影響についてはもう少し注視する必要がある。これまでの努力を無駄にしないためにも引き続き感染防止対策を続けてほしい」と呼びかけています。

11日の1273人の年代別は、
▽10歳未満が134人、
▽10代が126人、
▽20代が317人、
▽30代が253人、
▽40代が189人、
▽50代が130人、
▽60代が52人、
▽70代が40人、
▽80代が23人、
▽90代が9人です。

感染経路がわかっている583人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く421人、
▽「職場内」が61人、
▽「施設内」が50人、
▽「会食」が7人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは36万5216人になりました。

一方、11日時点で入院している人は、10日より105人減って3649人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は55.4%です。

都の基準で集計した11日時点の重症の患者は、10日より10人減って233人で、重症患者用の病床に占める割合は46.3%です。

重症患者の年代別は、
▽20代が5人、
▽30代が12人、
▽40代が29人、
▽50代が98人、
▽60代が53人、
▽70代が33人、
▽80代が3人です。

また、都は、感染が確認された40代から90代の男女あわせて17人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、40代の男性は、「男性と連絡がとれない」と職場から連絡を受けた警察が自宅を訪ねたところ、亡くなっているのが見つかりました。

その後、陽性が確認されたということで、基礎疾患があったかやワクチンを接種していたかどうかはわかっていません。

また、60代から80代の3人は時期は分からないもののワクチンの接種を2回受けていました。

2回接種したあとに亡くなった人は7月19日以降、都が把握しているだけで30人目だということです。

これで都内で感染して死亡した人は2645人になりました。