日本版GPS衛星「みちびき」搭載 H2Aロケット 来月打ち上げへ

日本版のGPS衛星「みちびき」を搭載したH2Aロケット44号機が、来月25日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられることになりました。

「みちびき」は位置情報を提供するアメリカのGPS衛星を補完し、より高い精度で利用できるようにするための日本の衛星で、日本版GPS衛星とも呼ばれ現在、4機運用されていますが、11年前に打ち上げられた1号機がすでに設計上の寿命を迎えています。

この1号機の後継機として国は、5機目となる「みちびき」をH2Aロケット44号機に搭載して、来月25日の午前11時に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げることを公表しました。

現在「みちびき」から電波で発信された位置情報は、国内で利用される車のカーナビやスマートフォンでアメリカのGPS情報と一緒に受信され、GPSが届きにくい場合でも途切れることなく利用できるようにしているほか、特別な受信機をつけると位置情報の誤差を10センチほどに小さくすることもでき、今回の打ち上げでこうしたサービスを維持できるようになります。

また、将来的には車の自動運転やドローンの運用などにも活用することが期待されていて、国は2023年度には7機体制に増やす計画です。

「みちびき」を運用する内閣府の担当者は「位置情報はデジタル社会の基盤技術で、安定した運用を進めていきたい」と話しています。