“大阪は食の街”吉村知事 制限緩和前の実証 大阪で実施へ調整

新型コロナウイルス対策をめぐって、政府が、今後の制限緩和に向けて行う事前の実証について、大阪府の吉村知事は、食の街・大阪でコロナと共存できる道を探りたいとして、大阪市内の繁華街で、飲食店を対象とした実証ができるよう、国と調整を進める考えを示しました。

新型コロナ対策をめぐって、政府が9日示した、今後の日常生活の回復に向けた考え方では、今後、飲食店での酒類の提供や、府県をまたぐ移動など、さまざまな制限を緩和する際には、本格的に実施するまでの経過措置として、必要な技術の実証などを行うとしています。

これについて、大阪府の吉村知事は10日、記者団に対し「手を挙げて『大阪でやります』と意思表示をしたい」と述べ、大阪も実証に参加したいという考えを重ねて示しました。

そのうえで、吉村知事は「大阪は食の街だ。新型コロナと共存できる道がないのか実証実験を行い、課題をあぶり出して、多くの人に理解してもらわないといけない」と述べ、大阪市内の繁華街で、飲食店の制限緩和に向けた実証ができるよう、国と調整を進める考えを示しました。