日本郵便と佐川急便 小型の宅配便など協業で合意

物流業界で人手不足が深刻化する中、日本郵便と宅配大手の佐川急便は、小型の宅配便や冷蔵や冷凍の荷物を扱うクール便などについて、集荷や配送を分担するなど協業していくことで合意したと発表しました。

これは、10日両社が記者会見を開いて明らかにしました。

それによりますと両社は、新たに開発する小型の宅配便や海外への荷物の配送サービスについて、佐川急便が集荷して日本郵便が配達します。

一方、冷蔵や冷凍の荷物を扱うクールの宅配便については、日本郵便が集荷して佐川急便が配達するということで来月以降、順次、サービスの提供を始めるということです。

さらに、両社は宅配便の共同配送や、拠点どうしを結ぶトラックの共同運行も今後、検討するということです。

両社は、2004年からメール便などの配達を共同で行っていましたが、協業を深めることで従業員の働き方改革や二酸化炭素の排出量削減につなげるねらいがあります。

日本郵便の衣川和秀社長は「厳しい経営環境の中で物流業界全体の課題を解決し、ともに成長を続ける新たなビジネスモデルを作り上げたい」と話しています。

一方、佐川急便の本村正秀社長は「両社でさまざまな取り組みを推進し、幅広い物流ソリューションの提供を通じて社会の発展に取り組んでいきたい」と話しています。