9日の各地の人出 首都圏などで増加のところも

新型コロナウイルス対策で、緊急事態宣言の延長が決まった東京や大阪など19都道府県の9日の各地の人出は、前の4週間の平日の平均と比べて減少しているところがあるものの、首都圏などでは増加しているところもあります。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、主な地点の人の数を分析しました。

調査した時間は▽日中が午前6時から午後6時まで、▽夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

このうち、新型コロナ対策で、緊急事態宣言の延長が決まった19都道府県の9日の人出は、前の4週間の平日の平均と比べて日中、夜間ともに減少しているところがある一方で、首都圏などではいずれの時間帯も増加しているところがあります。

首都圏

▽渋谷スクランブル交差点付近は、日中は15%増加、夜間は11%増加、
▽大宮駅付近では日中は13%増加、夜間は44%増加となり、いずれの地点でも日中、夜間ともに人出が増えました。
また
▽横浜駅付近は日中は2%減少、夜間は2%増加、
▽千葉駅付近は日中は6%増加、夜間は1%減少しました。

関西地域

▽大阪梅田駅付近は日中は3%減少、夜間は0%とほぼ変わらず
▽神戸市の三ノ宮駅付近は日中は3%減少、夜間は1%の増加となりました。
一方
▽京都駅付近は日中は7%、夜間は8%、いずれも減少しました。

このほかの人出

▽札幌駅付近は日中は16%減少、夜間は6%増加、
▽名古屋駅付近は日中は4%減少、夜間は0%とほぼ変わらず、
▽広島駅付近は日中は4%増加、夜間は7%減少、
▽博多駅付近は日中は6%増加、夜間は5%減少となりました。
▽那覇市の県庁前駅付近は日中は24%増加、夜間は66%増加しました。