ロサンゼルス 12歳以上の児童生徒 ワクチン接種“義務化”へ

アメリカで新型コロナウイルスワクチンの接種の義務化をめぐる議論が加速する中、西部ロサンゼルスの学校では12歳以上の児童と生徒はワクチンの接種を受けなければ来年1月以降、原則登校できないことになりました。

ロサンゼルスと周辺の都市からなる学区の教育委員会は9日、学区内の小中学校や高校に通う児童・生徒の新型コロナワクチンの接種に関する措置を決めました。

それによりますと、原則として11月までに1回目、12月までに2回目の接種を終え、来年1月までには接種の証明書を提出しなければならないとしています。

一方、接種を受けない子どもは、オンライン授業に参加するほか自宅で取り組む課題が与えられるということで、原則登校できないとしています。

今回の措置について学区の責任者は、児童・生徒の教育面や精神面などを考慮して最も望ましい方法である対面授業を続けるためとしています。

児童・生徒へのワクチンの接種をめぐっては、東部のニューヨーク市などでは接種が進むとされる一方、南部テキサス州では州知事の命令で接種の義務化が禁止されるなど、地域によって対応が分かれています。