緊急事態宣言延長 東京都 期間中は今の措置を継続

今月30日まで延長される緊急事態宣言の期間中、東京都は、今の措置を継続して、酒を提供する飲食店の休業や、都民への不要不急の外出自粛を引き続き要請します。

ことし7月12日に出された東京都への4回目の緊急事態宣言は、9月12日までから、9月30日までに延長されます。延長は今回で3回目です。

都は9日夜、対策本部会議を開き、政府の基本的対処方針に沿った今の措置を継続することを決めました。

飲食店に対しては引き続き、酒やカラオケ設備を提供する場合は休業、提供しない場合は午後8時までの時短営業を、それぞれ要請します。

また、床面積の合計が1000平方メートルを超える大規模施設に対しても、時短の要請を継続します。
時間は、デパートやゲームセンターなど客が自由に出入りできる施設は午後8時まで、劇場や展示場などの施設がイベントを開催する場合や映画館は午後9時までです。

このほか、イベントについてはこれまでと同様、開催時間を午後9時までとしたうえで、人数の上限は5000人で、定員の50%以内とするよう要請します。

さらに、都民に対しては、日中も含めた不要不急の外出自粛や、都と県の境を越える帰省や旅行を自粛するよう要請します。

東京都教育委員会は感染防止対策を徹底するため、9月後半の連休期間中のすべての平日は、都立高校の授業をオンラインで行うことにしています。

都立高校では、夏休みが明けてから分散登校や時差通学を行っていますが、9月後半の「シルバーウィーク」は対策をさらに強化します。

具体的には、期間中、平日となる21日と22日、それに24日の3日間は授業をすべてオンラインで行います。

人の流れを抑えて感染防止対策を徹底することが狙いで、生徒は一切、登校せず、自宅で学習してもらうということです。

都立高校ではことし4月から5月の大型連休中も平日は全面的なオンライン授業を行いました。