新型コロナ 抗体カクテル療法で患者の95%の症状改善 都が調査

都内の医療機関で新型コロナウイルスの患者に行われている、抗体カクテル療法で、95%の患者の症状が改善したことが、都のモニタリング会議で報告されました。

東京都は116の医療機関で抗体カクテル療法を受けた420人を調査しました。

その結果、95%余りにあたる400人は症状が改善したということです。

一方、投与を受けた60代の基礎疾患のある男性はその後、亡くなりました。

また、投与のあとも症状が改善せず入院を続けている人は19人で、このうち18人は50代以上でした。

発症から投与までの期間をみると、改善した患者の56%余りは4日以内、改善しなかった患者の63%余りは5日以降で、専門家は早期の治療で効果が出る傾向があると説明しています。