漫画「ベルセルク」作者 三浦建太郎さん悼む展覧会 あすから

迫力のある作画と壮大なストーリーで国内外で高く評価されつつも、ことし5月に亡くなった、漫画家 三浦建太郎さんの代表作「ベルセルク」の原画などを一堂に集めた展覧会が、10日から東京で始まります。

「ベルセルク」は、巨大な剣を持った主人公の「ガッツ」が、次々と襲う魔物と戦いながら大切な仲間を守るために旅を続けるダークファンタジーで、三浦建太郎さんが1989年から30年以上にわたって描き続けてきました。

今回の展覧会は数年前から企画されていましたが、三浦さんがことし5月、54歳で急死したため、残されたスタッフや編集者が、作品の魅力を伝えようと、原画など300点以上を集めて開くことになりました。

会場には「ガッツ」が剣を振り下ろす際の緻密に描き込まれた迫力ある場面や、残酷でありながら、静かさを感じさせる「蝕(しょく)」と呼ばれる場面の原画が展示されています。

「ベルセルク」のコミックスの累計発行部数は電子版を含めて世界で5000万部を超え、国内外のファンから大きな支持を集めてきましたが、作者が亡くなったことで「もっと続きを読みたかった」という声もあがっています。
「ベルセルク」を連載する「ヤングアニマル」編集部の永島隆行編集長は「読者に絵をじかに見てもらえる機会として、三浦先生も開催を楽しみにしていました。原画だからこそ分かる細部の描写や書き込みを通じて三浦先生が作品に込めた熱量が伝わると思います。心に刻んでもらえれば」と話していました。

「大ベルセルク展 ~三浦建太郎 画業32年の軌跡~」は、9月10日から23日まで池袋サンシャインシティで開かれます。