経営不振の「オンキヨー」 スピーカーなど主力事業の売却完了

経営不振に陥り、先月、上場廃止になった「オンキヨー」は、スピーカーやアンプといった主力事業について、シャープなどがつくる合弁会社に売却したと発表しました。

大阪に本社がある「オンキヨー」は、スマートフォンで音楽を楽しむ人が増えたことなどを背景に売り上げが低迷し、2年連続の債務超過となったため、先月上場廃止になっていました。

経営再建に向けて「オンキヨー」は、売り上げのおよそ半分を占めるスピーカーやアンプなどの主力事業を、シャープとアメリカのオーディオメーカー「VOXX」でつくる合弁会社に売却することを決めていましたが、8日、その手続きが完了したと発表しました。

売却金額は33億円余りです。

今後、「ONKYO」ブランドの製品は主にシャープが生産し、販売については国内では「オンキヨー」の関連会社が、海外では「VOXX」が行うことになります。

会社では、他社のパソコンやテレビ向けのスピーカーの受託生産に注力するとしています。

ただ、「オンキヨー」のことし3月末の債務超過額は23億円余りに上り、今回の売却で得た資金の多くは取り引き先への返済に充てるとみられます。

かつてのオーディオブームをけん引した「オンキヨー」ですが、主力事業を手放したあと、経営再建を進めていけるかが焦点になります。