妊婦への優先接種始まる 同居の家族や受験生も対象 静岡

静岡市で、新型コロナウイルスワクチンの妊婦への優先接種が、8日から始まりました。

厚生労働省によりますと、妊娠中の女性は、特に妊娠後期に感染すると重症化しやすく、早産のリスクも高まると指摘されているということです。

感染力の強いデルタ株への対応も急がれる中、静岡市は妊婦へのワクチンの優先接種を決め、8日から静岡市葵区にある商業施設でファイザーのワクチンの接種を始めました。

対象は妊婦に加えて、同居する家族や、受験を控えている小学6年生や中学3年生、それに高校3年生などの合わせて6000人で、8日は288人の予約があり、妊婦やその家族が次々に会場を訪れて接種を受けていました。

接種を終えた30代の女性は「引き続き、感染しないように対策をしっかりしたいです。多くの妊婦が接種できる状況になればいいなと思います」と話していました。

市によりますと、妊婦とその家族の優先接種の期間は、1回目が今月28日までの予定で引き続き、電話で予約を受け付けています。