首相指名の臨時国会召集時期 菅内閣で閣議決定したい考え 自民

今後の国会対応をめぐり自民党と立憲民主党の国会対策委員長が会談し、自民党は新しい総理大臣の指名選挙を行う臨時国会の召集時期について、衆議院議員の任期が来月に迫っていることも踏まえ、菅内閣のもとで閣議決定したいという考えを伝えました。

今後の国会対応をめぐり自民党の森山国会対策委員長と立憲民主党の安住国会対策委員長が8日、国会内で会談しました。

この中で森山氏は新しい総理大臣の指名選挙を行う臨時国会の召集時期について、衆議院議員の任期が来月21日に迫り新しい自民党総裁の選出を待っていてはその後の政治日程がさらに遅れてしまうとして、菅内閣のもとで閣議決定したいという考えを伝えました。

一方、森山氏は、野党側が新型コロナ対策の議論をすべきだとして求めている今月中の臨時国会の召集には応じない方針を伝えましたが、来週、衆参両院の厚生労働委員会で閉会中審査を行うことを提案し、安住氏もこれを受け入れました。

このほか会談では今月12日が期限となっている緊急事態宣言などの扱いについて、政府の対応が決まれば9日午後1時から衆議院、午後2時から参議院の議院運営委員会を開いて、政府から報告を受け質疑を行うことで合意しました。

自民 森山国対委員長「召集 できるだけ早いほうがいい」

自民党の森山国会対策委員長は記者団に対し、自民党総裁選挙のあとの総理大臣指名選挙を行う臨時国会について「総裁選挙が終わるのを待って新しい総裁のもとで日程を決めるのは無理があり、現内閣で日程を決めなければならない」と指摘しました。

そのうえで「17日に総裁選挙が告示された時点で、それぞれの候補者に相談して一定の方向を示し、会期は新しい総裁のもとで決めることになると思う」と述べました。

また、記者団から「召集日は来月上旬ごろか」と問われたのに対し「いろいろな考え方があると思うが、補正予算案や来年度予算案の編成などを考えるとできるだけ早いほうがいい」と述べました。

立民 安住国対委員長「召集時期だけ菅内閣で決定 無責任」

立憲民主党の安住国会対策委員長は記者団に対し「召集時期だけ菅内閣で決めて、その後どういう日程で何をするかは新しい執行部に委ねたいということだったが率直に言って無責任だ。憲政史上にないことばっかりやっている」と述べました。

また、野党側が求める今月中の臨時国会の開会に政府・与党側が応じなかったことについて「菅総理大臣は今後、国会質疑には一切応じず、静かにこの舞台から去って行くことになるが、国会で説明しないでただ消え去るのみというのはかっこ悪い」と批判しました。

加藤官房長官「召集する時期は適切に判断」

加藤官房長官は午前の記者会見で「基本的に臨時国会召集の要請があれば、それに応えていく義務は国にある。ただ、召集する時期については審議する事項などを踏まえながら、政府において適切に判断していくことになっている」と述べました。