航空自衛隊 岐阜基地で航空機が滑走路を逸脱 けが人の情報なし

7日午後、岐阜県にある航空自衛隊の基地で航空機が着陸直後に滑走路を逸脱しました。
この機体は自衛隊に納入される予定の哨戒機で、点検のための飛行が行われていたということで、防衛装備庁などが詳しい状況を調べています。

防衛装備庁によりますと、7日午後4時ごろ、岐阜県各務原市にある航空自衛隊岐阜基地で、航空機が着陸直後に滑走路を逸脱し、脇の芝生の上で止まりました。

NHKのヘリコプターが上空から撮影した映像では、機体の後方、数十メートルにわたって線を描くように土の部分が見えていて、機体が芝生と接触しながら進んだあと、止まったように見えます。

防衛装備庁によりますと、滑走路を逸脱したのは川崎重工業が製造し、海上自衛隊に納入される予定の「P1哨戒機」で7日は昼前から引き渡し前の点検のための飛行が行われていたということです。

当時、海上自衛隊の隊員と防衛省の職員、あわせて10人が乗っていて、操縦していたのは海上自衛隊のパイロットだったということです。

けが人をした人はいませんでした。

防衛装備庁によりますと、納入前の点検のための飛行は「確認飛行」と呼ばれ、自衛隊が運航して複数回行うのが通例になっていてこの機体はメーカー側でのテストを終え、初めての確認飛行だったということです。

防衛装備庁などが詳しい状況を調べています。

また、国の運輸安全委員会は事故調査官4人を現地に派遣して原因を調査することにしています。

「P1哨戒機」とは

「P1哨戒機」は潜水艦を探索するために海上自衛隊が運用する航空機です。

P3C哨戒機の後継機として川崎重工業が製造した純国産の航空機で、運用中の機体は神奈川県の厚木航空基地や鹿児島県の鹿屋航空基地に配備されています。

定員は11人で機体の全長はおよそ38メートル、重さはおよそ80トンです。