コロナワクチン “大規模接種会場間で融通可能に” 河野大臣

自治体の大規模接種会場で使用するモデルナのワクチンで余剰分が出た場合について、河野規制改革相は、閣議のあとの記者会見で、ワクチンを有効に活用するため、一定の条件のもとで、会場間で融通できるようにしたことを明らかにしました。

この中で、河野規制改革担当大臣は、自治体の大規模接種会場で使用するモデルナのワクチンで余剰分が出た場合について「これまではほかの会場に移送できなかったが、自治体から、ワクチンを有効に活用するため、移送を認めてほしいという声があった」と指摘しました。

そのうえで、移送先を同じ都道府県内にある既存の会場に限ることや、移送の記録を3年間保管することなどを条件に、1回に限って移送を認め、会場間でワクチンを融通できるようにしたことを明らかにしました。

一方、河野大臣は、地域の医療機関が行う接種をめぐり「かかりつけ医が『自分の患者に限る』と言っているところがまだあるようだが、結果として、予約が入っていないワクチンが残っているところがあると分かってきた。希望する一般の方に広く開放していただきたい」と述べました。