東京 コロナ 16人死亡 968人感染確認 7月19日以来1000人下回る

東京都内で6日、新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたのは968人で、ことし7月19日以来、1000人を下回りました。
都の担当者は「学校が再開した影響が今週後半や来週にかけて出てくる可能性があり、再び増加に転じることも危惧される。また、医療がひっ迫している状態は変わっていない」として、引き続き対策を徹底するよう呼びかけています。

東京都は6日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて968人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

一日の感染確認が1000人を下回るのは、ことし7月19日以来です。

1週間前の月曜日よりは947人減り、15日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

6日までの7日間平均は2414.0人で、前の週の65.1%です。

7日間平均が前の週を下回るのは13日連続です。

都の担当者は「学校が再開した影響が、今週後半や来週にかけて出てくる可能性があり、再び増加に転じることも危惧される。また、入院患者や重症者は高い水準で推移していて、医療がひっ迫している状態は変わっていない。感染者を減らしきるために引き続き対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけています。

968人の年代別は、
▽10歳未満が93人、
▽10代が88人、
▽20代が244人、
▽30代が191人、
▽40代が188人、
▽50代が104人、
▽60代が35人、
▽70代が14人、
▽80代が9人、
▽90代が1人、
▽100歳以上が1人です。

感染経路がわかっている457人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く316人、
▽「職場内」が62人、
▽「施設内」が27人、
▽「会食」が12人などとなっています。

東京パラリンピックの関連では、外国人の競技関係者1人と日本人の業務委託の事業者2人の合わせて3人の感染が確認されました。

都内で感染が確認されたのは35万7563人になりました。

一方、6日時点で入院している人は、5日より77人減って4215人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は66.7%です。

都の基準で集計した6日時点の重症の患者は、5日より3人増えて267人で、重症患者用の病床に占める割合は54.3%です。

重症患者の年代別は、
▼20代が4人、
▼30代が12人、
▼40代が43人、
▼50代が106人、
▼60代が60人、
▼70代が36人、
▼80代が6人です。

また、都は、感染が確認された40代から90代の男女合わせて16人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、80代の女性は糖尿病と肺の基礎疾患があり、訪問診療を受けていて、感染が確認されてからも家族の意向で自宅で療養を続けていましたが、今月3日に亡くなりました。

第5波に入って先月以降、自宅療養中に亡くなった人は30人になりました。

また、6日死亡が発表された16人のうち40代と50代は7人で、このうち6人は肥満だったということです。

また、この6人のうちワクチン接種を受けていたのは40代の男性1人で、接種回数は1回だったということです。

これで都内で感染して死亡した人は2561人になりました。