診療所の医師ら7人 3回目の接種「ルール逸脱 申し訳ない」広島

広島市の診療所で医師と看護師合わせて7人が、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を行っていたことが分かりました。
現在、国はワクチンの回数は2回と定めていて、診療所は「ルールを逸脱したことは確かで、接種を待っている地域の方々に申し訳ない」としています。

新型コロナウイルスのワクチン接種を3回行っていたのは、広島市安佐南区にある診療所の医師と看護師合わせて7人です。

診療所によりますと先月16日、7人分のキャンセルが発生したため、すでに2回の接種を終えている院長と、診療所を運営する医療法人の理事長、それに看護師の合わせて7人に接種を行ったということです。

診療所は、キャンセル分を接種する代わりの人を探したものの見つからなかったため、3回目の接種を行ったと説明しています。

新型コロナウイルスのワクチン接種は全額公費で賄われ、実施について定めた国の手引きには、一定の間隔を空けて2回の接種を行うことと記されています。

診療所は「3回目の接種が議論になる中、ワクチンをむだにしないため接種を行った。ルールを逸脱したことは確かで、接種を待っている地域の方々に申し訳ない」としています。