ギニアでクーデターか 軍の一部 “大統領を拘束し権力掌握”

西アフリカのギニアで、軍の一部がクーデターを起こして大統領を拘束し、権力を掌握したと発表しました。
ただ、政府側からはクーデターを防いだという情報も出ていて状況は混乱しています。

ロイター通信などによりますと、5日、ギニアの首都コナクリの政府機関が集まる地区で激しい銃声が聞こえ、多数の兵士が行き交う様子が見られたということです。

その後、軍の一部の兵士が国営テレビで「政府を解散し、憲法を停止する」と述べ、クーデターを起こし、権力を掌握したと発表しました。
AFP通信は、兵士たちが撮影した、コンデ大統領を拘束した時の状況だとする映像を配信しました。

映像では、大統領とみられる人物が、兵士たちに囲まれている様子が映っています。

一方で、政府側からは大統領府への攻撃を防いだという情報も出ていて、状況は混乱しています。

ギニアの憲法では、大統領の任期は2期10年までと定められていましたが、コンデ大統領は、去年4月に憲法が改正されたため、それ以前の任期は含まれないと主張し、10月の大統領選挙に立候補して再選され、事実上の3期目に入り、野党側は強く反発していました。

ギニアは、世界有数の埋蔵量とされるボーキサイトなど、豊富な鉱物資源の輸出で経済成長を続けてきましたが、政情不安が先行きに影を落としています。

外務省「大統領拘束を深く憂慮」

外務省は外務報道官談話を発表し「ギニア国軍の一部兵士がコンデ大統領を拘束していることを深く憂慮している。今般の行動を強く非難し、コンデ大統領の即時、安全かつ無条件の解放を求める。ギニアにおいて、憲法に基づく秩序が早期に回復されるよう呼びかける」としています。