藍染めの染料「すくも」作り始まる 徳島 上板町

古くから藍の生産が盛んな徳島県上板町で、「すくも」と呼ばれる藍染めの染料作りが始まりました。

「すくも」は乾燥させた藍の葉をおよそ100日間かけて発酵させて作る藍染めの染料です。

ことしも徳島県上板町の佐藤阿波藍製造所では9人の職人が集まり、乾燥させた藍の葉に水をかけて発酵を促す「寝せ込み」という作業を行いました。

1メートルほどの高さに積み上げられた藍の葉に職人たちが大きなひしゃくで地下水をかけます。

さらに発酵を促す水分と酸素が均一に行き渡るよう大きな熊手でかき混ぜたあと、再び1メートルほどの高さに葉を積み上げていきます。

同じような作業は5日に1回のペースで20回ほど繰り返され、ことし12月上旬には「すくも」ができ上がり、その後、各地へ出荷されます。

ことしは雨の時期を避けて収穫を行ったため、質のよい藍の葉が収穫できたということです。

職人の佐藤好昭さんは「体調を崩さないように気をつけて作業に取り組みたい。使いやすくて、よく染まる染料を作りたい」と話していました。