自民党総裁選 あす以降 派閥の動き本格化する見通し

菅総理大臣の後継を選ぶ自民党総裁選挙の動きです。
高市前総務大臣は、必要な推薦人20人の確保にめどが立ったとして、立候補する意向を固めました。来週17日の告示に向けて6日以降、党内の派閥の動きが本格化する見通しです。

▼高市前総務大臣は、推薦人20人の確保にめどが立ったとして、立候補する意向を固めました。

政治信条が近い、安倍前総理大臣は、高市氏を支援する考えを示しています。

5日は、みずからの政策資料の作成に取り組みました。

6日以降、国会議員に加え、党員票の獲得に向けて支持団体などにも働きかけることにしています。
▼岸田前政務調査会長は、今回の立候補表明にあたってインターネット上に設けた目安箱、「岸田BOX」に寄せられた質問にこたえる動画を配信しました。

これまでに、質問や意見がおよそ4500件寄せられているということです。

岸田氏は、「真剣に意見をぶつけてもらい大変ありがたい。政治に対し、国民が何かを伝えたいと思っていることは間違いないので、さまざまな手段を通じて国民の声を聞く努力をしたい」と話しています。
一方、ほかの人たちもそれぞれ取り組みを進めました。

▼石破元幹事長は、4日、二階幹事長らと会談し、党内情勢をめぐって意見を交わしました。

5日はみずからの派閥のメンバーと会うなどして、情報収集にあたりました。

6日以降、推薦人20人を確保できるかどうかなど見極めていくことにしています。
▼河野規制改革担当大臣は、4日、所属する麻生派の若手議員10人余りとオンラインで意見交換し、立候補への意欲を伝えました。

5日も議員会館で、みずからに近い若手議員らと面会し、推薦人の確保や、党内の支持拡大に向けて意見を交わしました。
▼野田幹事長代行は、自分と同じ無派閥議員や女性議員だけでなく、派閥に所属する議員にも電話をかけ、みずからの考えを説明して理解を求めました。

引き続き、推薦人の確保に向け支援を呼びかけることにしています。

岸田派以外の派閥 対応決まらず

一方、党内の各派閥は。

第5派閥の岸田派は結束して、岸田氏を支援することを確認しています。

しかし、岸田氏、高市氏以外に、何人が立候補できるのか、今のところ、見通しが立たない情勢です。

また、各派閥の中には、これまでに名前が挙がっている人たちと政治信条などが近い議員もいれば距離を置く議員もいます。

このため、岸田派以外の派閥は対応が決まっておらず、6日以降も、協議を続けていくことにしています。

野党 「政治空白続くこと許されない]

菅総理大臣の自民党総裁選挙への立候補断念でポスト菅をめぐる自民党内の動きが活発になっていることについて、野党側は「政府・与党は『新型コロナ対応が最優先』と言いながら、実際は国民を顧みずに内輪の権力闘争を続け、『国民不在』の状況に陥っている」と批判を強めています。

そして、厳しさが増す国民生活や危機的な状況の医療現場などへの支援が欠かせない時に、新内閣発足までの1か月近く政治空白が続くことは到底許されないとしていて、6日、立憲民主党、共産党、国民民主党の野党3党の国会対策委員長らが会談して、対応を協議することにしています。