東京都 新型コロナ 1853人感染確認 1週間前より1228人減

東京都内では5日、新たに1853人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、14日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

また、都は感染が確認された10人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は5日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて1853人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の日曜日より1228人減り、14日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

5日までの7日間平均は2549.3人で、前の週の67.4%です。

7日間平均が前の週を下回るのは12日連続です。

都の担当者は「学校が始まるなど人の流れが変化している影響が感染者数に反映されるのはこれからのため、このまま感染者数が減り続けるかはもう少し様子をみないとわからない。油断せずに感染防止の対策を続け、人との接触を避けてほしい」としています。

5日の1853人の年代別は、
▽10歳未満が183人
▽10代が215人
▽20代が490人
▽30代が328人
▽40代が289人
▽50代が192人
▽60代が80人
▽70代が37人
▽80代が33人
▽90代が5人
▽100歳以上が1人です。

感染経路がわかっている925人の内訳は、「家庭内」が最も多く633人、「職場内」が116人、「施設内」が82人、「会食」が14人などとなっています。

東京パラリンピックの関連ではいずれも外国人のメディア関係者1人と競技関係者1人の合わせて2人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは35万6595人になりました。

一方、5日時点で入院している人は、4日より59人減って4292人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は67.9%です。

都の基準で集計した5日時点の重症の患者は4日より3人減って264人で、重症患者用の病床に占める割合は53.7%です。

重症患者の年代別は、
▽20代が4人
▽30代が13人
▽40代が37人
▽50代が104人
▽60代が59人
▽70代が41人
▽80代が6人です。

また、都は感染が確認された30代の男性1人を含む、30代から90代の男女合わせて10人が死亡したことを明らかにしました。

このうち8月12日に感染が確認された50代の男性は発熱の症状があり自宅で療養していましたが、2日後の14日から保健所が連絡してもつながらず、さらに2日後の16日に自宅とは別の場所で死亡しているのが見つかったということです。

男性から症状の急変や入院を希望する訴えはなかったということで、都はほかの人に感染させるおそれがあることから、自宅療養中は外出せず、症状が急変した場合は保健所に連絡するよう呼びかけています。

第5波に入って8月以降、自宅療養中に亡くなった人は29人になりました。

また、5日死亡が発表された10人のうち、60代の男性と70代の男性はワクチンの接種を2回受けていました。

2回接種したあとに感染して死亡した人は7月19日以降、都が把握しているのは20人だということです。

これで都内で感染して死亡した人は2545人になりました。