太平洋クロマグロ「準絶滅危惧」に レッドリスト1段階引き下げ

世界の野生生物の絶滅のリスクなどを評価しているIUCN=国際自然保護連合は太平洋のクロマグロの分類を1段階引き下げて「準絶滅危惧」としました。ただ資源量の減少は依然深刻だとして引き続き持続可能な漁業を求めています。

世界の野生生物の専門家などでつくるIUCNは4日、総会が開かれているフランス南部マルセイユで記者会見し、野生生物を絶滅のリスクに応じて分類した「レッドリスト」の最新版を公表しました。

太平洋のクロマグロの分類については資源の状況を再評価した結果、高い絶滅の危機に直面していると考えられる絶滅危惧種の「危急」というカテゴリーから1段階引き下げ、近い将来絶滅危惧種に分類されると考えられる「準絶滅危惧」のカテゴリーとしました。

ただ、長年の乱獲の影響で資源量の減少は依然深刻だとして引き続き持続可能な漁業を求めています。

一方、インドネシアに生息する世界最大のトカゲ「コモドオオトカゲ」については気候変動に伴う気温や海面の上昇で今後45年間で生息地が少なくとも30%減少することが予想されるとして、絶滅危惧種の「危機」のカテゴリーに分類しました。