滋賀県で若者専用枠のワクチン接種始まる 大津市に大規模会場

新型コロナウイルスの感染が目立つ若い世代にワクチン接種を促そうと、滋賀県は、大津市に設けている大規模接種会場に専用の予約枠を確保し、3日から運用を始めました。

滋賀県では7月下旬から感染者が急増していますが、県によりますと、このうち20代以下が連日、半分ほどを占め、感染が目立っているということです。

このため県は若い世代により早くワクチンを接種してもらおうと、大津市に設けている大規模接種会場で専用の予約枠を確保することにしました。

予約枠は毎週金曜日の午後6時から8時までで、仕事や学校帰りに手軽に受けてもらうのがねらいです。

対象となるのは県内に住んでいるか、通勤・通学している、まだ接種を受けていない16歳以上30歳未満の人で、運用初日の3日はおよそ100人が早速、接種を受けました。

接種を受けた18歳の会社員の男性は「地元の自治体で接種するには10月まで待たないといけなかったので早く打てて安心しました」と話していました。

また、16歳の大津市の女子高校生は「学校帰りに来ました。痛いかなと思いましたが全く痛くなかったですし安心できました」と話していました。

滋賀県の若者専用の予約枠は、県のホームページにある予約サイトから申し込むことができます。