前橋市で妊婦への優先接種始まる 新型コロナワクチン

前橋市で妊娠中の女性や配偶者などを対象にした新型コロナウイルスのワクチンの優先接種が4日から始まりました。

妊娠中の女性が新型コロナに感染すると、特に妊娠後期は重症化しやすく、早産のリスクも高まるおそれがあるとされています。

一方で、前橋市ではワクチンの接種の予約が取りにくい状態となっていることから、市は一般とは別枠で、妊娠中の女性や配偶者などを対象にしたワクチンの優先接種を4日から始めました。

初日の4日、前橋市内の産婦人科医院では妊婦やその夫、およそ20人が医師の問診後に接種を受けていました。

接種を受けた妊婦は「一般では予約がとれず心配で医師に相談していました。無事に接種でき、ありがたかったです」と話していました。

ワクチン接種を行った小沢医院の小澤聖史院長は「優先接種を待っていた妊婦さんが多くいます。家庭内感染のリスクがあるなか、妊婦さんだけでなく家族も一緒に接種できるので、とても心強いです」と話していました。

優先接種は市内にある7つの産婦人科医院などで行われる予定です。