大谷9勝目 103年ぶりの “ふた桁勝利 ふた桁HR”まであと1勝

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手がレンジャーズ戦に2番・ピッチャーで先発出場し、7回を2失点に抑える好投で9勝目をあげ、103年ぶりとなる「ふた桁勝利、ふた桁ホームラン」まであと1勝としました。

大谷選手は右手首にボールが当たった影響で登板間隔をあけ、3日に本拠地アナハイムで行われたレンジャーズ戦に中8日で先発登板しました。

立ち上がりの1回に打球が右手に当たってヒットとなるなどして2アウト一塁二塁とされましたが、次のバッターをファーストゴロに打ち取りました。

2点リードの2回に右中間にツーランホームランを打たれて追いつかれ、4回には内野安打とツーベースで1アウト二塁三塁のピンチを招きましたが、160キロを超えるストレートで空振り三振を奪うなど勝ち越しは許しませんでした。

チームが1点を勝ち越した直後の7回、2アウト一塁二塁のピンチでは本拠地のファンが立ち上がって声援をおくる中、ファーストゴロに抑え、勝ち投手の権利を持ってこの回でマウンドを降りました。

エンジェルスはそのまま3対2で勝って大谷選手が自身8連勝で9勝目をあげ、ベーブ・ルース以来103年ぶりとなる「ふた桁勝利、ふた桁ホームラン」まであと1勝としました。

大谷選手は大リーグで自己最多の117球を投げて7回2失点、打たれたヒットは7本、フォアボール2つ、奪った三振は8つで、今シーズンの成績は9勝1敗、防御率は2.97となりました。

バッターとしては1回の第1打席はセカンドゴロ、3回の第2打席はサードゴロのダブルプレー、5回の第3打席はライトフライ、7回の第4打席は空振り三振で4打数ノーヒットでした。

自己最多117球の力投「自信になる」

大谷選手は大リーグで自己最多となった117球の力投を振り返り「7回はピンチの場面で交代させられてもおかしくなかったが任せてもらってありがたかったし、その期待に応えたいと思って投げた。自信になる」と話しました。

先月28日の試合で相手ピッチャーのボールが当たった右手首は今も「押したら痛い」という状況での登板でしたが、4回のピンチではこの試合最速の161.7キロをマークするなど影響を感じさせませんでした。

これで大リーグで自身初のふた桁勝利にあと1勝と迫りましたが、大谷選手は「勝つか勝たないかはもちろん大事だが、防御率など投手のスキルを測る数字の方が大事な部分かなと思っている」と話し、今後については「プレーオフを狙える位置にいないのでモチベーションを高く維持するのが難しい1か月になるが、しっかり1試合1試合やっていきたい」と残り1か月の戦いを見据えていました。

“野球の神様”ベーブ・ルース以来の快挙達成なるか

今シーズン9勝目をあげた大谷選手は「野球の神様」と言われるベーブ・ルース以来となる「ふた桁勝利、ふた桁ホームラン」の達成にあと1勝と迫りました。

同じシーズンの「ふた桁勝利、ふた桁ホームラン」は1918年に当時レッドソックスのルースが達成して以来、誰も届いていません。

この年は第一次世界大戦の影響で9月1日にレギュラーシーズンが打ち切られましたが、レッドソックスは126試合を行い、ルースはピッチャーとして13勝、バッターとしてホームラン11本をマークして初めてホームラン王のタイトルを獲得しました。

それから103年がたった今シーズン、大谷選手はここまで投打の二刀流で活躍を続け、ピッチャーとして9勝、バッターとして大リーグトップのホームラン42本をマークしています。

ルース以来の大記録にいよいよあと1勝と王手をかけ、ローテーション通りなら残り4試合ある先発登板のチャンスで快挙達成を目指します。