中国 習近平指導部 IT企業に続き芸能界への統制も強化

中国の習近平指導部は、全国のテレビ局などに対し、低俗で下品な娯楽番組を排除するため、共産党や国家から心が離れている芸能人の起用を禁止するなどと通知しました。

これは、中国政府でテレビなどのメディアを監督する「国家ラジオテレビ総局」が2日通知しました。

通知では、低俗で下品な娯楽番組を排除し、芸能界に愛国的な気風を取り入れるため、共産党や国家から心が離れている芸能人の起用を禁じるほか、アイドル育成番組の放送を禁止するなどとしています。

また、これに先立ち、インターネットを管理する当局は、SNSを運営する企業などに対しスターの人気ランキングの掲載を禁止したほか、ゴシップの投稿を削除するよう命じるなどしています。

こうした中、中国では人気女性俳優が巨額の脱税で摘発されたり、日本に融和的だと指摘された俳優の出演作品がネットから削除されたりするなど、政府の方針に対応したとみられるケースが相次いでいます。

習近平指導部は、このところ、急速に成長する巨大IT企業への統制を強めており、今回、芸能界への統制も強化することで、体制のさらなる引き締めを図るねらいがあるものとみられます。