兵庫 尼崎 コロナ感染報告せず教諭が授業 児童2人の感染確認

兵庫県尼崎市で、小学校の教諭が新型コロナウイルスに感染したことを学校に報告せず出勤し授業を行っていた問題で、市はPCR検査を進めたところ、この教諭の授業を受けた児童2人の感染が確認されたと発表しました。

兵庫県尼崎市では、2学期が始まった先月30日、市立小学校の教諭が新型コロナウイルスへの感染が5日前に確認されていたにもかかわらず、学校に報告せず出勤し、担任するクラスで児童33人に授業を行っていました。

市によりますと、授業を受けた児童らのPCR検査を進めたところ3日、このうち児童2人が感染していることが分かったということです。教諭から直接感染したかどうかは分かっていないということです。

児童の1人は、一時、熱が38度2分まで上がったものの、現在は平熱に戻っていて、もう1人は無症状だということです。検査を受けたほかの児童は陰性が確認されたとしています。

教諭は市の調査に対し「体調が回復したので、出勤できると判断した」と話しているということです。

児童の感染が確認されたことを受けて、小学校は3日までだった臨時休校の期間を6日まで延長するとともに、経緯を保護者に説明することにしています。