タリバン新政権樹立へ調整進めるも一部の勢力との間で戦闘激化

アフガニスタンでは、武装勢力タリバンが新たな政権の樹立に向けて最終的な調整を進める一方、これに反発する一部の勢力との間で戦闘が激しくなっています。国民に融和を訴えるタリバンが、幅広い勢力の合意を得て包括的な政権をつくれるかに関心が集まっています。

タリバンは先月、首都カブールに進攻してアフガニスタンのほぼ全土を制圧しましたが、北東部のパンジシール渓谷では、長年、タリバンと対立してきた、かつての北部同盟の指導者マスード司令官の息子が率いる勢力が抵抗を続けています。

パンジシール渓谷は、1990年代の旧タリバン政権も支配できなかった地域です。

タリバンの幹部は9月1日、「問題解決のため最善を尽くしたが、残念ながら努力は報われなかった」とSNSに投稿しました。

地元メディアによりますと、現地では戦闘が激しくなり、死者も出ているということです。

タリバンは近く、新たな政権を樹立するため崩壊したガニ政権の幹部や、異なる民族の代表らと協議を重ね、最終的な調整を進めています。

タリバンは、繰り返し国民に融和を訴えていますが、少数派の民族などの不信感は根強く、幅広い勢力の合意を得て包括的な政権をつくれるかに関心が集まっています。