熱海 土石流から2か月 「被害者の会」メンバーが黙とう

静岡県熱海市で大規模な土石流が発生してから、3日で2か月です。捜索現場の近くを被災者のグループが訪れ、犠牲になった人たちに黙とうをささげました。

ことし7月3日に熱海市伊豆山地区で発生した大規模な土石流被害を受けて、犠牲者の遺族や被災者の有志は先月「熱海市盛り土流出事故被害者の会」を立ち上げました。

発生から2か月となる3日、会のメンバーなど8人が捜索活動が行われている現場付近を訪れ、発生当日、消防に最初の通報があった午前10時28分に合わせて、犠牲になった人たちに黙とうをささげました。

会のメンバーらは「今回の土石流は崩落の起点にあった『盛り土』が不適切に造成されたことが原因の人災だ」と主張して、今月中にも数十人規模で、盛り土を造成した業者や今の土地所有者に対して賠償を求める訴えを起こす方針です。

56歳の女性は「元の暮らしがどうだったかと思うほど地域が変わり果てて悲しいです。発生から2か月になりますが、行方不明になっている人が早く見つかってほしいです」と話していました。

「被害者の会」の副会長で、自宅が全壊する被害を受けた太田滋さん(65)は「現場を見ると悔しい気持ちになります。亡くなった人たちの無念を晴らすためにも、盛り土を造成した責任などをしっかりと追及したい」と話していました。