都内病床 協力要請で202床増も目標届かず さらなる確保求める

東京都と国が、都内の医療機関に対し新型コロナウイルスの患者用の病床のさらなる確保を求めた結果、3日時点の速報値で、さらに202床増えましたが、依然として目標の7000床には届いていません。

医療体制が危機的な状況となり病床がひっ迫するなか、都と国は先月23日に、感染症法に基づいて、都内すべての医療機関に病床のさらなる確保などの協力要請を初めて行いました。

都によりますと、3日までに全体の9割余りの医療機関から回答があり、1日の時点から、さらに202床増え6319床になりました。

202床のうち27床は重症患者用です。

ただ、依然として全体の病床数の目標の7000床には700床近く届いておらず、都は重症患者用の病床を中心に、さらなる確保を求めることにしています。