大規模接種センター 約2か月延長へ 今月は若い世代の優先枠も

政府が東京と大阪に設置している大規模接種センターについて、防衛省は、今月下旬までとなっている設置期間をおよそ2か月延長するとともに、今月は、接種が進んでいない若い世代が優先的に受けられる枠を新たに設けることを決めました。

政府が東京と大阪に設置している大規模接種センターは、全国の18歳以上を対象に新型コロナウイルスのワクチンを接種していて、今月25日ごろまで運営することが決まっています。

運営にあたっている防衛省は2日、対策本部会議をオンラインで開き、ワクチン接種をさらに加速させるため運営期間をおよそ2か月延長し、ことし11月末までとすることを決めました。

また、接種が進んでいない若い世代の接種を進めるため、今月は、18歳から39歳の人が優先的に接種を受けられるおよそ3万人分の枠を新たに設けることも決めました。

若い世代向けの優先枠の予約は、▽東京会場は3日午後6時ごろから、▽大阪会場は1週間程度かけてシステムを改修したあと受け付けるということです。
中山防衛副大臣は記者団に対し「政府は、10月から11月のできるだけ早い時期に希望するすべての人の接種完了を目指す方針であり、防衛省としても、感染拡大を防止し国民の命を守るため最大限努力する」と述べました。