“接種者や感染対策徹底の飲食店に優遇検討を” 日商 三村会頭

新型コロナの国内での感染者が累計で150万人を超え、経済への影響も長期化していることについて、日本商工会議所の三村会頭は2日の定例会見で、ワクチンの接種を2回済ませた人や感染対策を徹底した飲食店などへの優遇措置を検討すべきだという考えを改めて示しました。

この中で三村会頭は「中小企業を対象に調査した8月の景況感の調査も、感染の急拡大ですべての業種で一律に悪化している。業況の悪化に対して企業は借金をすることでなんとか倒産や廃業を回避している」と述べました。

そのうえで「新型コロナのワクチンの有効性は実証されているので、ワクチンの接種をできるだけ早く進めてほしい。そして接種した人へのインセンティブはあったほうがいい。感染対策が第三者から認められた飲食店は営業時間を延長したり、酒類を提供してもよいとすることなども必要だ」として、接種を2回済ませた人や感染対策を徹底した飲食店などへの優遇措置を検討すべきとの考えを改めて示しました。