無人コンテナ船運航 2025年実用化向け実験設備を公開

人手不足が海運の業界でも深刻化する中、大手など30社で作るプロジェクトチームは、船員が乗っていなくてもコンテナ船を運航できる技術の実用化を目指して研究を進めています。

2日は完成したばかりの専用設備が報道陣に公開されました。

海運業界でも深刻化する人手不足の状況を改善しようと、最大手の「日本郵船」は、NTTなどとも連携し、合わせて30社からなるプロジェクトチームを設けています。

チームは、船員が乗っていなくてもコンテナ船を運航できる技術を2025年までに実用化することを目指し研究を進めていて、2日、千葉市美浜区に完成したばかりの専用設備を報道陣に公開しました。

この設備では、船員の経験などに頼ってきた効率的な航路をコンピューターで設定できるほか、GPSを通じてコンテナ船の位置を監視し、航路上に事故のリスクが潜んでいないか、把握できるということです。

さらに、緊急の際は設備内の操縦席から手動運航に切り替え、事故などの回避を図るとしています。

チームは技術の中核を担うこの設備を使って、来年2月に東京湾から伊勢湾までコンテナ船を運航する実証実験を行うことにしています。

チームの中心メンバーの中村純さんは「新しい技術によって、船員の労働の負荷を大きく軽減できると思っています。できるだけ早く実用化したい」と話していました。