大阪府 中3生に独自学力テスト コロナ影響 参加できない生徒も

大阪府内の公立中学校では、3年生を対象に、高校入試の内申点の判断材料になる、府独自の学力テスト「チャレンジテスト」が行われています。

「チャレンジテスト」は2日午前中から行われ、このうち枚方市の招提中学校では、間隔を空けて座った生徒たちが問題用紙を前に、静かにテスト開始の合図を待っていました。

このテストは、中学校ごとの平均的な学力を推し量り、各校で高校入試の内申点を決める際の判断材料にしてもらおうと、国語や数学など5教科で行われています。

2日は、府内の公立中学校の3年生、およそ6万7000人が対象となっています。

しかし、大阪府教育委員会によりますと、新型コロナの影響で休校していたり、登校せずにオンライン授業を受けていたりするため、2日のテストに参加できない生徒もいるということです。

この中学校では、オンライン授業を希望する生徒がいて、在籍する104人の3年生のうち、テストを受けているのは半数以下の51人だということです。

このため教育委員会は、2日午後5時現在で、テストへの参加状況を確認することにしています。