菅首相 公明 山口代表と会談 経済対策で政府・与党の連携確認

新型コロナウイルスの影響が長引いていることを踏まえ、菅総理大臣は公明党の山口代表と会談し、3日に経済財政諮問会議を開いたうえで、追加の経済対策の取りまとめを指示することを伝え、引き続き政府・与党で連携して対応にあたることを確認しました。

菅総理大臣は、総理大臣官邸で公明党の山口代表と昼食をとりながら、およそ40分間、会談しました。

この中で、菅総理大臣は、新型コロナウイルスの影響が長引いていることを踏まえ、3日に経済財政諮問会議を開いたうえで、追加の経済対策の取りまとめを指示することを伝えました。

これに対し山口氏は、3回目のワクチン接種を視野に入れ、接種の無料化を進めるための財源を確保することや、新型コロナで影響を受けている子育て世帯への支援策の拡充、それに、マイナンバーカードの普及につながる消費喚起策を盛り込むよう要請しました。

菅総理大臣は、前向きに検討する考えを示し、引き続き政府・与党で連携して新型コロナ対応にあたることを確認しました。

会談のあと山口氏は、記者団に対し、衆議院の解散・総選挙について、菅総理大臣から、1日に「いまは解散できる状況ではない」と発言したと説明を受けたことを明らかにしたうえで「菅総理大臣の言葉を、そのとおり承った。一貫してコロナ対応に最優先で取り組むという決意は全く揺るぎがないと感じた」と述べました。