12歳以上ワクチン接種加速へ「子ども優先枠」新設 鳥取県

鳥取県は、12歳以上の子どもへの新型コロナウイルスワクチンの接種を加速するため「子ども優先枠」を新たに設けることになりました。

これは鳥取県の平井知事が2日の記者会見で明らかにしました。

鳥取県内では、8月30日までの2週間に感染が確認された人のうち20代以下がおよそ60%を占めていて、県は12歳以上の児童・生徒、それに大学生などへのワクチン接種を加速するため「子ども優先枠」を設けるとしています。

県内6か所の職域接種会場に優先枠を設け、2日から県の相談窓口で予約を受け付けています。

鳥取県によりますと、職域接種会場では合わせて1万8000人分の予約枠に空きがあることから、若い世代の接種に職域接種を活用することにしたということです。

平井知事は「学校内での感染例もあり、緊急性があると判断した。優先枠を設けることで、若者のワクチン接種の促進につなげたい」と述べました。