ロシア 東方経済フォーラム開幕 北方四島めぐる発表行うか焦点

ロシア政府が主催する極東開発などをテーマにした国際経済フォーラムが、2日、極東のウラジオストクで開幕しました。プーチン政権がフォーラムの中で、北方四島をめぐって一方的な発表を行うかどうかが焦点となっています。

ロシア政府が主催する「東方経済フォーラム」は、アジア各国の政財界の代表を招いて行われ、新型コロナウイルスの影響で2年ぶりに開かれたことしは、ロシア政府の発表で、65の国と地域からおよそ4000人が参加登録しました。

フォーラムは3日間の日程で、初日の2日は極東の大統領全権代表を務めるトルトネフ副首相らが参加し極東と北極圏の開発をテーマに意見が交わされ、3日はプーチン大統領のスピーチも予定されています。

このフォーラムにはおととしまで安倍前総理大臣が4年連続で出席していましたが、ことしは菅総理大臣は出席せず、モンゴルやカザフスタンなど一部の国の首脳がオンラインで参加する予定にとどまっています。

フォーラムに先立ってロシアのラブロフ外相は1日、モスクワでの講演で、北方四島での日本との共同経済活動をめぐって、依然として法的な立場に隔たりがあるとしたうえで「日本の友人が双方に有益なチャンスを逃しているのが残念だ。外国のパートナーにとっての新たな優遇措置がまもなく明らかになるだろう」と述べました。

このため、プーチン政権が経済フォーラムの中で北方四島をめぐって一方的な発表を行うかどうかが焦点となっています。

官房長官「首相への招待は来ていない」

加藤官房長官は午前の記者会見で「日程を含めて総合的に勘案した結果、菅総理大臣は、ことしの東方経済フォーラムには参加しない。また、オンラインでの参加やビデオメッセージの送付も予定していない。なお、菅総理大臣に対するフォーラムの招待は来ていないと承知している」と述べました。