“コロナ保険”新規販売取りやめ 想定超える感染拡大で

大手生保の「第一生命」の子会社は、新型コロナウイルスなどに感染したと診断された場合に10万円の一時金が受け取れる保険商品について、感染拡大が想定を超えたため自社のウェブサイトからの新規の販売を取りやめました。

この保険商品は新型コロナなどに感染したと診断された場合に契約者が10万円の一時金を受け取れるもので、第一生命の子会社「第一スマート少額短期保険」がことし4月から販売しています。

契約者が支払う保険料は国内の感染状況に応じてあらかじめ決められた幅で変動する仕組みで、感染が少なければ安く、感染が増えれば高くなります。

しかし、このところの感染拡大が想定を上回ってしまったため、1日から会社のウェブサイトを通じた新規の販売を取りやめました。

すでに契約済みの場合は契約の延長もでき、一時金の支払いにも影響はないとしています。

会社では今の感染状況にも対応できるよう保険料を見直すなどして販売の再開を目指すとしています。