社会

ワクチン充填の注射器から異物 関学大の接種会場 兵庫 西宮

新型コロナウイルスのワクチン接種会場を設置した兵庫県西宮市の関西学院大学は、ワクチンを充填(じゅうてん)した注射器から黒い異物が見つかったと発表しました。
これまでに健康被害は確認されていないということです。
関西学院大学は、西宮市のキャンパスに職域接種の会場を設置して、学生や教職員らを対象にモデルナのワクチンの接種を進めていましたが、大学によりますと、1日午後、ワクチンを充填した注射器から1ミリほどの大きさの黒い異物が見つかったということです。

大学は職域接種を当面中止するとともに、厚生労働省と国内での流通を手がける武田薬品工業に報告したということです。

ワクチンのロット番号は厚生労働省が8月26日に公表し、使用を見合わせている3つの番号とは異なっているということです。
大学では8月23日から職域接種を行っていますが、容器に入ったワクチンを注射器に充填する前から接種するまで、医師などが合わせて4回にわたって異常がないか目で見て確認していました。

これまでは異物の混入は報告されておらず、1日までに接種を受けた学生や教職員ら6300人余りに健康被害は確認されていないということです。

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