新型コロナ 33都道府県の感染状況 5指標7項目(8月31日時点)

政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、感染状況を示す4つのステージのうちどのステージにあるか判断するための指標として「医療のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「感染経路が不明な人の割合」の5つを示しています。

このうち「医療のひっ迫具合」は「病床使用率」、「入院率」、「重症者用病床の使用率」の3つの項目があります。

内閣官房のまとめによりますと、8月31日時点で、緊急事態宣言が出されている北海道、宮城県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、沖縄県の21都道府県と、「まん延防止等重点措置」が適用されている12県の合わせて33都道府県のすべてで最も深刻な「ステージ4」に相当する項目が複数あります。

なお、病床関連の指標については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります。

医療ひっ迫 病床使用率

まず医療のひっ迫具合です。
病床使用率はステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。

病床全体の使用率は、
▽北海道で50%、※「49.6%」を四捨五入。
▽宮城県で71%、
▽茨城県で74%、
▽栃木県で59%、
▽群馬県で72%、
▽埼玉県で71%、
▽千葉県で74%、
▽東京都で66%、
▽神奈川県で77%、
▽岐阜県で69%、
▽静岡県で66%、
▽愛知県で55%、
▽三重県で56%、
▽滋賀県で82%、
▽京都府で82%、
▽大阪府で72%、
▽兵庫県で71%、
▽岡山県で48%、
▽広島県で54%、
▽福岡県で67%、
▽沖縄県で82%、
▽福島県で54%、
▽富山県で47%、
▽石川県で43%、
▽山梨県で60%、
▽香川県で44%、
▽愛媛県で43%、
▽高知県で42%、
▽佐賀県で49%、
▽長崎県で34%、
▽熊本県で45%、
▽宮崎県で50%、
▽鹿児島県で76%となっています。

医療ひっ迫 入院率

入院率はステージ3が40%以下、ステージ4が25%以下が目安です。

入院率は、
▽北海道で22%、
▽宮城県は適用外、
▽茨城県は適用外、
▽栃木県で16%、
▽群馬県で16%、
▽埼玉県で9%、
▽千葉県で7%、
▽東京都で13%、
▽神奈川県で10%、
▽岐阜県は適用外、
▽静岡県で8%、
▽愛知県は適用外、
▽三重県で6%、
▽滋賀県は適用外、
▽京都府で6%、
▽大阪府で8%、
▽兵庫県で12%、
▽岡山県は適用外、
▽広島県は適用外、
▽福岡県は適用外、
▽沖縄県で11%、
▽福島県で37%、
▽富山県は適用外、
▽石川県で30%、
▽山梨県は適用外、
▽香川県で16%、
▽愛媛県は適用外、
▽高知県で13%、
▽佐賀県は適用外、
▽長崎県は適用外、
▽熊本県で15%、
▽宮崎県は適用外、
▽鹿児島県は適用外です。

指標として新たに採用された「入院率」は、すべての療養者に占める入院できている人の割合です。

新型コロナウイルスの患者が増加すると本来は入院する必要があるのに入院できずに自宅や施設で療養する人が増えることから、「入院率」は数値が低いほど、受け入れることができない患者が増えている、つまり医療がひっ迫している可能性があることになります。

ただ、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は以下の場合には適用されないとしています。

▽療養者数が、人口10万人当たり10人未満の場合。
▽新規陽性者数のうち入院が必要な人が発生届の翌日までに入院できている場合です。

こうした自治体についてはステージの判断は行われません。

医療ひっ迫 重症者用の病床使用率

重症者の病床使用率はステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。

重症者用の病床使用率は、
▽北海道で10%、
▽宮城県で67%、
▽茨城県で43%、
▽栃木県で39%、
▽群馬県で30%、
▽埼玉県で74%、
▽千葉県で74%、
▽東京都で100%、
▽神奈川県で85%、
▽岐阜県で15%、
▽静岡県で58%、
▽愛知県で29%、
▽三重県で33%、
▽滋賀県で35%、
▽京都府で68%、
▽大阪府で43%、
▽兵庫県で51%、
▽岡山県で31%、
▽広島県で32%、
▽福岡県で19%、
▽沖縄県で92%、
▽福島県で27%、
▽富山県で31%、
▽石川県で15%、
▽山梨県で13%、
▽香川県で25%、
▽愛媛県で12%、
▽高知県で9%、
▽佐賀県で4%、
▽長崎県で2%、
▽熊本県で21%、
▽宮崎県で24%、
▽鹿児島県で13%となっています。

療養者数

療養者数は、人口10万人当たりステージ3が20人以上、ステージ4は30人以上が目安です。

▽北海道で87人、
▽宮城県で97人、
▽茨城県で75人、
▽栃木県で86人、
▽群馬県で110人、
▽埼玉県で208人、
▽千葉県で223人、
▽東京都で244人、
▽神奈川県で193人、
▽岐阜県で135人、
▽静岡県で157人、
▽愛知県で247人、
▽三重県で266人、
▽滋賀県で152人、
▽京都府で307人、
▽大阪府で304人、
▽兵庫県で137人、
▽岡山県で89人、
▽広島県で109人、
▽福岡県で220人、
▽沖縄県で433人、
▽福島県で51人、
▽富山県で88人、
▽石川県で53人、
▽山梨県で76人、
▽香川県で72人、
▽愛媛県で41人、
▽高知県で104人、
▽佐賀県で90人、
▽長崎県で50人、
▽熊本県で126人、
▽宮崎県で113人、
▽鹿児島県で96人でした。

検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。
ステージ3が5%以上、ステージ4が10%以上が目安です。

▽北海道で7.1%、
▽宮城県で12.0%、
▽茨城県で14.9%、
▽栃木県で14.0%、
▽群馬県で16.2%、
▽埼玉県で15.7%、
▽千葉県で28.8%、
▽東京都で18.0%、
▽神奈川県で37.7%、
▽岐阜県で16.1%、
▽静岡県で19.6%、
▽愛知県で15.3%、
▽三重県で16.4%、
▽滋賀県で11.2%、
▽京都府で23.8%、
▽大阪府で12.9%、
▽兵庫県で24.7%、
▽岡山県で12.8%、
▽広島県で3.0%、
▽福岡県で14.1%、
▽沖縄県で14.4%、
▽福島県で4.6%、
▽富山県で16.9%、
▽石川県で5.6%、
▽山梨県で9.9%、
▽香川県で6.9%、
▽愛媛県で5.8%、
▽高知県で16.2%、
▽佐賀県で8.7%、
▽長崎県で6.9%、
▽熊本県で12.1%、
▽宮崎県で10.2%、
▽鹿児島県で11.4%となっています。

新規感染者数

人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者はステージ3が15人以上、ステージ4は25人以上が目安です。

▽北海道で54人、
▽宮城県で54人、
▽茨城県で62人、
▽栃木県で61人、
▽群馬県で83人、
▽埼玉県で136人、
▽千葉県で152人、
▽東京都で177人、
▽神奈川県で170人、
▽岐阜県で111人、
▽静岡県で100人、
▽愛知県で168人、
▽三重県で143人、
▽滋賀県で88人、
▽京都府で134人、
▽大阪府で198人、
▽兵庫県で120人、
▽岡山県で76人、
▽広島県で79人、
▽福岡県で123人、
▽沖縄県で287人、
▽福島県で30人、
▽富山県で48人、
▽石川県で33人、
▽山梨県で59人、
▽香川県で52人、
▽愛媛県で28人、
▽高知県で83人、
▽佐賀県で71人、
▽長崎県で31人、
▽熊本県で87人、
▽宮崎県で62人、
▽鹿児島県で62人となっています。

感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▽北海道で42%、
▽宮城県で58%、
▽茨城県で38%、
▽栃木県で63%、
▽群馬県で57%、
▽埼玉県で49%、
▽千葉県で76%、
▽東京都で58%、
▽神奈川県で65%、
▽岐阜県で40%、
▽静岡県で32%、
▽愛知県で52%、
▽三重県で47%、
▽滋賀県で28%、
▽京都府で69%、
▽大阪府で68%、
▽兵庫県で54%、
▽岡山県で40%、
▽広島県で40%、
▽福岡県で58%、
▽沖縄県で51%、
▽福島県で30%、
▽富山県で34%、
▽石川県で36%、
▽山梨県で51%、
▽香川県で41%、
▽愛媛県で28%、
▽高知県で41%、
▽佐賀県で31%、
▽長崎県で32%、
▽熊本県で33%、
▽宮崎県で30%、
▽鹿児島県で28%となっています。