兵庫 斎藤知事 濃厚接触者の追跡調査 事業者などに委ねる考え

兵庫県の斎藤知事は、新型コロナウイルスの患者の急増で保健所の業務がひっ迫しているとして、濃厚接触者の追跡を事業者の申告に委ねるなど、負担の軽減を図る考えを示しました。

現在、兵庫県は、新型コロナウイルスの患者が確認されると保健所が行動を確認し、事業者などに連絡して濃厚接触者がいないかなどを追跡する「疫学調査」を行っています。

これについて、斎藤知事は記者団に対し「すべての疫学調査を保健所がしていると業務がひっ迫し、新たな患者へのケアが遅れるため、疫学調査を重点化したい」と述べ、今後、濃厚接触者の追跡調査の一部を事業者などに委ねる考えを示しました。

一方、斎藤知事は、県内の多くの学校で1日から2学期が始まったことについて「子どもの学ぶ機会やコミュニケーションは対面式が大事であり、感染対策を徹底して授業を行うと判断した。マスクをつけることや密を避けるなど、改めて感染対策を徹底してほしい」と呼びかけました。