60代女性 ワクチンを4回接種 接種記録を確認せず 広島 福山

広島県福山市に住む60代の女性が、新型コロナウイルスのワクチン接種を誤って4回受けていたことが分かりました。福山市は接種記録の確認を徹底し再発を防ぎたいとしています。

福山市によりますとことし6月と7月、市内に住む60代の女性が医療機関で新型コロナウイルスのワクチン接種を合わせて2回受けたあと、先月にも別の医療機関でさらに2回接種していたということです。

先月、4回目の接種の際、医療機関が接種記録を確認し、判明したということです。

女性は2回の接種を受けたあと、市のコールセンターに「接種券を紛失した」と連絡し、再発行された接種券を使って3回目と4回目の接種を受けていました。

福山市によりますと女性は接種を何回受けたか、はっきり覚えていないと話していて、これまでのところ体調に変わりはないということです。

福山市は接種券を再発行した際、名前や住所を確認しただけで、本人の接種記録は確認していませんでした。
福山市保健予防課の細井正道主幹は「今後は接種履歴の確認を徹底して、接種券の再発行を行い、再発を防ぎたい」と話しています。