東京都 新型コロナ 3168人感染確認 10日連続で前週下回る

東京都内では1日、新たに3168人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され10日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。
ただ、都の担当者は「今後、感染者数が減り続けると思い込んで外出することは避けてほしい。減っているとはいえ決して少ない数字ではない」と話しています。
また、都は、感染が確認された40代の男性2人を含む男女合わせて7人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は1日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて3168人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の水曜日より1060人減り、10日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

1日までの7日間平均は3369.3人で前の週の75.4%です。7日間平均が前の週を下回るのは8日連続です。

3168人の年代別は
▽10歳未満が256人
▽10代が315人
▽20代が835人
▽30代が668人
▽40代が506人
▽50代が349人
▽60代が103人
▽70代が77人
▽80代が44人
▽90代が15人です。

感染経路がわかっている1374人の内訳は
▽「家庭内」が最も多く958人
▽「職場内」が168人
▽「施設内」が92人
▽「会食」が21人
などとなっています。

実家に8時間程度滞在した結果、母親と妹が感染していたため自分も感染したケースもありました。

都の担当者は「学校で新学期が始まり夏休み中とは人の流れが変わった可能性がある。人出がお盆明けに増えていて感染の増加につながるおそれがあるため、もう少し見ないとピークアウトと言えるかはわからない」としています。

そのうえで「今後、感染者数が減り続けると思い込んで外出することは避けてほしい。減っているとはいえ決して少ない数字ではなく、人との接触を控える行動をお願いしたい」と話しています。

東京パラリンピックの関連では5人の感染が確認されました。
内訳は
外国人の
▽業務委託の事業者1人
日本人の
▽業務委託の事業者2人
▽競技関係者1人
▽ボランティア1人です。

これで都内で感染が確認されたのは34万6742人になりました。

一方、1日時点で入院している人は8月31日より32人減って4271人で「現在確保している病床に占める割合」は71.6%です。

都の基準で集計した1日時点の重症の患者は8月31日より1人減って286人で、重症患者用の病床に占める割合は73%です。

重症患者の年代別は20代が5人、30代が22人、40代が36人、50代が119人、60代が57人、70代が42人、80代が5人です。

また、都は、感染が確認された40代の男性2人を含む40代から90代の男女合わせて7人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、70代の男性は自宅で心肺停止状態となり救急搬送されましたがその日に亡くなり、その後の検査で感染していることが分かったということです。これで都内で感染して死亡した人は2500人になりました。